今日はちょっとまじめに、語学の話でもしてみる。
勉強の仕方なんてもちろん人それぞれではあるんだけど、中国語の勉強に限っては絶対にオヌヌメしたい方法がひとつだけある。
それは、基本動作だけをまとめた単語帳を作ること。
日中辞典に載っている言葉は当てにならないので、実際に中国で作られた文章か教科書の文章から拾って中日辞典から地道に増やすこと。
何故かというと、少しかじった人なら誰でも知っているであろう「補語」の存在。
動詞+状態を表す語(ここに現れたときのみ、機能上、補語と呼ぶ)
で、かなり自由に複合語を作れるシステムがある。
これが、動詞にも補語にも基本語彙しか使わないもんだから、少なくとも漢字に慣れ親しんだ日本人にとっては、字面で見るぶんには何の問題もない。だけど、繰り返しになるがかなり自由に複合語が作れるもんだから、音声言語の上で、いきなりパッと補語を言われても耳慣れない熟語にしか聞こえないことがある。中国語は基本的には二字(二音節)で一語をつくるもんだから、動詞+補語で二音節になったものは、知らない人の耳にはひとつの既成の熟語として認識されてしまう。
それが本当に耳慣れない熟語だったならば問題はないんだ、覚えればいいだけの話だからね。
だけど補語だったら問題。
生産性があるから覚えても覚えてもきりがない。
ところが、幸いなことに補語をとれる動詞や補語になれる語はある程度決まっている。動詞か補語のどちらかをマスターできれば、聴解や言語の産出が簡単になる。
ここで汎用性が高いのは、補語よりも動詞のほう。補語になる語は単独で使えそうにないことが多い。でも一字の動詞なら、補語以外にも一字の目的語をとってまた耳慣れない熟語みたいになることが少なくない。
そして、基本動作は大抵一字でできているもの。
基本動作って言葉は抽象的だけど、例えば…
こする、投げる、たたく、覚える、はめる、ひっかく、はしる、洗う、握る、つなぐ、傾ける、つかむ、ひっぱる、話す、押す、持つ、ひらく、放す、思う…
こんだけ挙げればだいたいイメージできると思う。
一文字の動詞見つけたらまずガチだと思っていい。補語をとりそうになくても、一文字でできてるってこと自体が生産性を暗示しているから。
一文字動詞の発音を叩き込むのが、柔軟な聴解力のカギと見た。
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・1989,3,3生まれ、A型
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