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しがない書生の日記でございます。
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同じ日本の文芸でも、うちの場合は近代か古典かで好感度が全然違うんだよな…

古典にならまだ惹かれるものはある。でも近代文学は、願わくは遠ざけたいとさえ思う。

もちろん、両方ともに興味のある人もたくさんいると思うけど(´∀`;;)
自分のなかでそんなギャップが生まれてくるのは何故だろうって、考えてみた。


やっぱり…物書きの質かな。

あ、近代文学の作家たちが悪質だって言いたい訳じゃないのよ;;
良い悪いでなくて、心性に毛色の違いがあるかなぁと、思うんだよね

一言で言えば、近代の作家は屈折してる。良く言えば深みがある、悪く言えばひん曲がってる。

古典の作家の書いたものって多くは単純明快だよ。文章に裏がない。あったとしても、それは知識的な謎かけだったりして外形的なもんだ。

抽象的にしか言えないけど、正は正、負は負と信じて疑わないから内面を深く描こうとしたところでたかが知れてる。


教科書的な考えによるならば、内面観察に焦点が置かれるようになったのは欧米の文学の影響かな。
個人的には180度別の文化や価値観を知ったことや、生活が便利になったこと自体もかなり一端を担ってる気がするけれど。

とにかく近代になってからは、作家たちは内面を観察せねばならない風潮に晒された。
正は果たして正なのか、負は果たして負なのかと疑わねばならない。
単に生きることすら疑って、悩むこと自体が創作のエネルギーになる。だからみんな屈折している。
快楽を罪、苦労それ自体を美徳とするいつぞやのどこかの風習に似ている。
そこには、意味のない、答えの出ぬことに悩み煩悶する自らに酔いしれている、そんな構図を想像してしまう。

そのへんがおそらく自分の価値観とかみあわないんだろうな。
どれだけ上手に快楽をつくりあげたかで人生、価値が決まる。悩むなら悩みの消し方について悩みなさいよ。
快楽を素直に享受できない人は嫌い。自殺で死ぬようなヤツの書いたものなんて読みたくもない。

…と考えるワタシは、生きやすさを追求して正は正、負は負と信じて疑わないわけだ。
それとも真実を追究して正が正であることを疑ってかかるのか。

そのあたりに、近代か古典かの嗜好の違いが表れてくるんだとおもう。
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七生踊
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1989/03/03
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作画、作曲、漢籍
自己紹介:
だいぶ前に母屋がなくなったので前みたいな電波なのでなく普通に書く。
・1989,3,3生まれ、A型
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・お菓子を見るとときめく
・昆虫を見てもときめく

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