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しがない書生の日記でございます。
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朝9時に学校の宿舎を出て、まず最後の荷物を送りに郵便局へ向かう。
道半ばで学校から連絡があり、鍵を返し忘れていることに気が付いたが、道半ばってこと伝えたら「じゃあいいや」ってなったww

ええええええwwwwwwいいのかよw
でも荷物が多くて重くてなんか死にそうだったからまあいっかw

郵便局に荷物を預けるといくらかましに。
でもバックパックの重さがぱねえ。出発前に二回くらい、ものを減らすことを試みたんだけどそれでも死にそうに重い。帰る頃には肩の筋肉が鍛えられてるな、こりゃあ…でもって数日間は強烈な肩こりに悩まされる予感。

宿屋についてからもっかい荷物を減らすことを試みたけど、もう減らせるものなんかないw

今の内容物↓

おみやげの武器類 装飾されたナイフ4本、クナイ6本
(↑郵送できないし、もし火車に乗るときに発見されたらおとなしく諦めるつもり)
電池とその充電器、カメラ・ケータイの充電器
常備薬
保険・銀行の契約書類
おとなのおもちゃ←←←
(↑郵送できないって意味で減らせないwwww捨てるほど重くないしw)
生理用品
(↑中国ではタンポンが手に入らないので持ち歩く必要がある。安易にナプキン使うと派手にかぶれる(経験済) だからかさばる(´・ω・`))
服 短パン2枚、Tシャツ4枚
下着 4セット
タオル 細長いの2枚
石鹸
トリートメント
旅行ガイド本、道教ガイド本
(↑主にこいつらが重いんだが、これは絶対に携帯したい)
単語帳群
水筒

ちっさいリュックには財布とか電子辞書とか傘とか。

…で試しにおみやげの武器類を置いていこうとしたんだけど、こいつらだけ諦めたところで全体の重さが大差ないのでやっぱり諦めないことにw

武器とおとなのおもちゃを除いてはどれも必要な装備だと思うんだが…
そして一つ一つは本当に軽いものばかりなんだが…

欝だ(´Д`)


まあこんな荷物を携えつつ、バスで成都の北西にある青城山へ向かいました。

バス乗ったらいきなり指定されたはずの座席がなくて、キョドってると バス間違えてるヤツが二人いるのが判明。しょっぱなからそんなハプニングはいらないw

おろされた位置は超山の中だったんだが、ちょうど宿屋が密集してる地帯で、バスを降りると宣伝のおばちゃんたちがあつまってくる。でもどこも高ぇw
観光地だけあって、竹林に囲まれた風情あるつくりの宿屋が軒を連ねている。

あたりには物凄い数のひぐらしがいて、何百匹もが一斉に鳴く。日本でひぐらしの鳴き声を聞くときは大抵数匹なもんだから、迫力に圧倒される。道端にぼてぼて死体が落ちてるし、ふっとそのへんの木を見ると、半々くらいの確率で鳴いてるセミを発見できるw日本の夏はセミが何百匹いるように感じてもなかなか発見できないのが常だったんだから、いよいよどんだけいっぱい生息してるかがわかるw

この青城山付近はめちゃくちゃ湿度の高いところで、山の中だからなおさら。外を歩くと雨も降ってないのに木の皮から欄干から地面から、あらゆるモノが湿気てるし、案の定宿のシーツも既に湿気ている…また服が乾かない予感。そして荷物が全て湿気る予感(;´Д`)
でもすごく涼しい。じとじとまとわりついてくる湿気じゃなくて、湿気(霧)が辺りを冷やしてくれてるかんじ。あとなんかマイナスイオン濃度の高さを誇示する看板が立ってた。マイナスイオンって結局正体がわかってないんじゃなかったっけ…?

食事は、青城山で採れた野生の野菜・山菜を材料に使ってるらしく、またそれを売りにしてるんで不当に高かった。竹の葉っぱみたいなやつと、わらびみたいなやつ食った。さすが山っぽい材料だ。学校にいる間はどこにもなかったものばかり。

近くに道教学院があるってネットで見てたので、宿の人に場所を教えてもらい、散歩がてら行ってみる。でも門超閉じてて人が一人もいない(´・ω・`)なんなの?なつやすみなの?授業参観とかさせてもらえたら最高だったんだけど絶対無理だなこりゃあ…

明日は一日山の中をうろうろして、かえって休んで明後日峨眉山へ向かう予定。

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中国・成都。

ほんの最近まで立派な農村だったのが、「西部大開発」政策に伴って政府から膨大な援助金を受け、数年で急速に発展した街。

同い年の友人の「俺の小さい頃は…」トークによると、

今店で売ってるようなキャンディーやスナック菓子はまだなくて、お菓子といえば農作物を砂糖で練り固めた「丁丁糖」だけだった。

食べ物は本当に大事で、もし残そうものなら、罰として唐詩「鋤」を暗誦させられた。

川師大の外も閑静な農村で、食べるところも遊ぶところもなんにもなかった。



今では学校の門を出ると大通りには車があふれ、飲食店やスーパーや雑貨屋さんが建ち並ぶ通りが目に見える。日本で手に入るものはここでも手に入るけれど、お店の佇まいはなんだかまだ自分が生まれていない昭和時代のよう。コンクリートの地面でワンルームくらいの小ささの薄暗い店内に、雑然と商品が置いてある。

街中には便のいいバスと、まだ開発中の、でも日本のリニモより綺麗で超ハイテク改札な地下鉄が通り、繁華街まで行けば華風と現代風を折衷したオシャレな建物群の中に、イトーヨーカドーにマックにスタバに、見慣れた店舗が並んでいる。また繁華街と逆の方へ進んでいけば、左右を草木と花に囲まれた緑色の視界の中、あぜ道を馬に乗った人が駆けている。

ほんの数キロの距離の中に都会と農村を併せ持つ、まさに発展途上の街。

名物はなんといっても「火鍋」。それを食べた日本人の9割はその辛さを「意味がわからん」と形容するほど。香辛料は強烈で、蒸気を吸っただけでむせ返る。
四川料理といえば日本でも有名だけども、やっぱり現地のものは日本では食べられない「麻辣」味。唐辛子のほかに、花椒・藤椒といった、食べると口の中がシュワっとする特殊な香辛料が使われている。実を言うと「花椒」は、日本にいた頃から料理作るとき普通に使ってたんだけど こっちの花椒はやっぱ刺激度が全然ちがくて、知らずに噛み砕こうものなら数秒間悶える。
四川といえば麻辣というのは中国全土の常識で(でもなぜか日本には伝わってない)、四川限定なのかなんなのか、マックやケンタッキーにも「麻辣味」という謎の選択肢があって、スーパーにも「麻辣川菜味」なる味のスナック菓子がよく置いてある。

火鍋はとてもとても食べられないので、よく食べてたお気に入りの川菜が「干鍋」。文字通りスープのない鍋で、普通はレンコン・ジャガイモ・キュウリ・タマネギ・カリフラワー・パクチーくらいの野菜+肉1~2種類+わけわからん香辛料イパーイの組み合わせでできていて、日本の鍋と違うのは全員主張しまくってて豆腐やしらたきにあたる役どころが皆無ってことw
あと四川限定じゃないけど「串串香」も絶対おいしい。こっちは串に刺さってる色んな具をスープにつけて食べる。中国人の感覚では肉が主役なんだけど、俺は海草とレンコンがあれば満足ww肉イラネww「狼牙土豆」もおいしいよ(・∀・)四川版フライドポテトみたいな。

日本に帰ったら「麻」味は食べられなくなるんだなぁ…

そうそう、前にこっちの人のスタイルの良さパネェみたいな話したけど、どうやら花椒や藤椒に豊胸効果の高い成分が含まれているから、というのが通説らしい。
あと四川が美人の産地として名高いのも、食事が辛いんで代謝があがるからってのが通説らしい。
まあそれもあるだろうけど、こっちの料理は基本全て油漬けだから 性徴期に大量の油を摂取してればそりゃあスタイルよくもなるわなって思う。豊胸成分云々より単純に脂肪の摂取量の問題だろう。若いうちはなんだかんだ言って太らないからね。
そのかわり、そんな油っこい料理を数十年摂取し続けたこっちのおばちゃま方はみんなトドだ。あの美女たちが、いつあのトドに変わるんだろうかw

で、やっぱり若いうちにそんだけ美人だとみんな高飛車になるわけだ。
第二名物・「辣妹子(lameizi)」。M男は四川で彼女捜すといい。スタイル抜群で美人でドSな女の子がもれなく待っているwwwwそしてそんな環境で育った四川の男の子はというと、「paerduo(意味は、「耳が柔らかい」。女の子にしょっちゅうつねられるので柔らかくなるという意味ww)」といって優しくてレディーファーストなことで有名w女の子が本当に男の子にきついのかどうかは当方女の子なので体験できなかったけど、男の子が優しいのはガチ。混んでるところではかばってくれるし、一緒にごはん食べる時とかまずこっちのお碗に料理をよそってくれる。街を歩く時もこっちの希望が最優先で、例えば「どうする?」って聞かれて「君はどうしたいの?」って聞き返すと「君はどうしたいんだよ」って二重に聞き返されるwあとまじで彼女大事にするから、浮気らしい浮気も滅多にない(つまみ食いならあるけど)。よって従順な彼氏が欲しいS女も四川で彼氏探すよろし。






さて、もうすぐこの街を発ち、放浪の旅に出る。現代道教の神の系譜を地域別・宗派別に整理すること。今回の留学の本当の目的。

その前に、お世話になったこの街の2011年現在の状況を書きとめておこう。きっとあと数年したらもっともっと変わってしまいそうな街だから。



さー次から「放浪中」カテゴリ入るぜー(・∀・)ノ












おっとその前に

おまけ



成都の街中で出会った、何やら好戦的なマネキンw
出現率5%くらい。

中国、ときくとまず海賊版を思い浮かべる人は少なくないと思う。

実際に住んでみると、著作権の存在しない国の様相がよくわかる。
まずブランドもののコピー商品道端で数元で売ってる。もうコピーだってことを隠す気すらなく、コピーって何?うまいの?くらいの勢いで堂々と売ってる。

で殆どの映画・テレビ番組・音楽、ネット上で無料で、べつにネットに通じてない人でも誰でも見れる。日本でいうとようつべかニコくらいの地位の動画サイトが公式に、系統だった、DVDと変わらないクオリティのものを公開してる。

ゲームはネトゲが主流なんだけど、そうなった背景がまた凄くて どうやらネット上に全部落ちてるみたいなんだな、家庭用ゲームソフトの中身が。んでネット以外のゲーム業界が大打撃受けてて、なんかコンビニが寂しいなあと思ったらそれはゲーム関連の広告・商品が一切売ってないからだったんだな。


まあ誰の目にも明らかな問題はさ、まず中国の版権産業がまだ未熟で、国外からの輸入に頼りきってるってことだよね。共産党が国内メディア握ってるせいでメディア作品が芸術として幅を持たないんだな。折角センスある有望な若者が何人も居ても、自国のメディア業界は芸術じゃなくて政治だからみーんな国外に逃げてしまう。だからアニメもドラマも、大陸本土の作品は超つまんねえ、台湾のやつなら面白いのに。そういうわけで、せめて自分の国だけにしときゃいいのに、法律を超えた国外の版権者がどんどん盗みに遭っている。

国内だけにしたところで、お金取れないせいで産業が育たないのは変わらないんだけど。



ところが、中国の庶民の立場からしてみると話はそんな観念的な問題じゃなかったりする。

さて、中国でこんなふうに版権が堂々と流出してるのは、もちろん法整備がちゃんとしてないからだ。

では、これだけ外国に叩かれながらも、政府はなぜ法整備ができないんだと思う?

それは、無料ものが法律で捕まるようになっちゃったら、大多数の人が作品を享受できなくなるから。あと既に今までに無料で享受してしまった作品群の料金はどうなるのか。…べつに人民のことを考えてるわけじゃなくても、色々とメンドクサイことになる。

要するにな、こちらの庶民はうちらの想像する以上にお金がないわけだ。映画を見ることもDVD買うことも、漫画買うことも、ゲームソフト買うこともなかなかできない。テレビ付けても教育番組かニュースか時々洗脳じみた超つまんねぇドラマしかやってない。


どうだ、嫌だろう?


…うちは嫌だなぁ。


だからちょっとだけ思うんだ。中国の「海賊」は、今はまだ義賊かもしれない。作品を買うお金のない人に作品をわけてあげる義賊だ。
中国の海賊叩きをするなら、その海賊のせいでメシが食えなくなってから、もしくは義賊がいらなくなるほど人々が富んでからにしたほうがいいかもしれない。
著作権を人権の一部みたいに勘違いしちゃだめだよ、あれはクリエイターが職業として成り立つための権利なんだから。
今はまだ、なんだかんだ言ってちゃんと作者儲けてんじゃん。しかもうちら、なんだかんだ言って版権ものを買うお金くらいは持ってんじゃん。

そう、現状、中国の海賊を否定することは、大多数の中国人の作品を見る権限を否定することに等しい。



もちろん、著作権が必要であるならば、海賊版は理論上絶対に否定されなければならない。

だから今、きっと理論と現実が戦ってんだ。

まえから知ってはいたけどこの国の情報ソースに対する概念だめすぎる。

今回の話題は盗版とかそういう話じゃない。
前に、学術研究の材料がネットにしか落ちてない話したでしょ?そっからもわかるように、研究を行うためのソースに対する考え方がやっぱり未熟すぎる。

伝来に伝説が付帯してるような古書をさ、そのまま売り出すなよ。張良が赤松子から授かった本ですって書いて誰が信じるんだ?
あと明らかになってもいない著者名を堂々と記すなよ。出師文以外の文書を安易に「諸葛亮著」とか書いて誰が信じるんだ?

本来ならこう書くべきだろう。

史記には張良が赤松子から授かった書だという記述がある
ため、それに仮託していついつの時代に書かれたものと思われる、
とか
諸葛亮が記したものとして伝来した
が、著者は不明である
とかさ。

うそっぱちを公式に記すだけで、その本の情報ソースとしての価値をゼロにしてるってこと、気にかけないんだろうか。

古書を実用書として使おうとする向きは確かにある。孫子や韓非子の内容を経営学に応用したり、論語を人生の教科書にしようとしたり。

ある中国人が、医学の専攻でもないくせに古代の医学書を集めているのを不思議そうに尋ねてくるので「文学に使う」と答えたら、また不思議そうに「なら小説読めばいいじゃん、使わないのに何集めてんの」って言ってくる。
こんなふうに切り返されては、もう説明する気すら失せる。

彼らは主に、実用することしか考えていない。古文がソースとして価値を持つなんて、そんな概念自体がない、「文学」という分野のことを根本的にわかってない。「文章学」だけでなく「文献学」も「文学」なんだってことを。

ってここまで言うと、そんなこと国家を問わずわかってるヤツは少ないよっていう話になるんだけど

言いたいのは、

実用するだけならばなぜ原文が必要なんだ?原文を載せる以上、ソースの価値を認めるということだ、ならばなぜ、その信憑性を重んじない?

ってこと。

原文がどこにもないよりマシだけど、由来が明らかでない・有名でない本の場合、「インテリ臭い本」の体裁を整えるためのお飾りにしかなってない。

その程度の概念しかないようでは、一般人が学問をするのは不可能だ。

いくら自国の文化イメージだけを大事にしたって、その大部分は時代ごとのメディアによって作られた「うそっぱち」でできてる。
情報ソースを活用するのは学者の仕事だ。だがせめて価値がわからない限り、真の意味で文化を愛する国民はいつまでたっても育たない。
これって海外に来たからにはお約束だよね?

とりあえず日本語印刷しとけば日本からの輸入品だと勘違いされるんで都合がいいっていうね。

さっそくいってみよー(・∀・)ノ



ゴミ袋のパッケージ。
べつに袋はきれいにしなくていい。



ど う  し  て  こ  う  な  っ  た
本とは豆菓子の袋なんですけどね。



魔芋wwww
魔力がこもってるwwwwwwwwでもイモwwwwwwwww


とりあえずおいしいよ(・ω・)
(ネタバレするとただの蒟蒻なんですけどね。べつに誤植じゃなくてただの中国語なんですけどね。





この微妙に素人くさい絵の表紙をめくると




こんなカオスな世界が待ち受けている



出張ペコちゃん
あんたいつのまに郷姐になったの。



うるがい
べつに間違ってないけど「谷」を「がい」と読むほど日本語通なスキルは要求してない。



でも時々こんなふうに、本当の日本語通もいらっしゃる。
名詞+「る」で動詞生産ww



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誕生日:
1989/03/03
職業:
主婦
趣味:
作画、作曲、漢籍
自己紹介:
だいぶ前に母屋がなくなったので前みたいな電波なのでなく普通に書く。
・1989,3,3生まれ、A型
・デフォルトでミニマム状態
・お菓子を見るとときめく
・昆虫を見てもときめく

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