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しがない書生の日記でございます。
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なんとなく、物語にみる古人たちが

恋愛のもつれだののほんの小さなことでわざわざ死んでしまう理由がひらめいた。



現代人だったら、

アイツ二股だしまじ市ねだおww

ヤリ捨てだしまじ市ねだおww

で終わった方がいいようなことで、物語中の古人たちは自殺したり心労から死に至ったりする。恋死にって言葉が現実にもあったくらいで。



現代にそんなヤツがいたら、かわいそうでも現実には男女問わず

自立のできてないはた迷惑な存在

として見られてしまうところ。



でもまてよ、と。



あの時代の人って身体的な、五感で感じる嫌なものには相当強かったんじゃないだろうか。



消毒もないから、かかったらめちゃくちゃ苦しむような(主に急性胃腸炎系の)菌とかうようよしてるわけで。寄生虫とかざらにいるわけで。

一旦むし歯になったら抜かなきゃいけないほどひどくなるまで放置するしかないわけで、麻酔はろくなものがないわけで。

しかも医心方とか見ると適当な麻酔もないのに手術らしきことが行われていたわけで。
避妊も確実な方法がないから、レイプやヤリ逃げされたらオワタだよね、堕胎には常に感染症による死が隣り合わせ。望まない子供で育てる経済力もなくて、って人、どんだけいたんだろうねぇ…

あ、あと風呂もろくに入らないしウンコが部屋の中に溜めてあったからそこら中悪臭が漂ってるわけで。

暑さ寒さに対抗できる、効果的な冷暖房器具もないわけで…



まあいろいろあってさ、死ぬかもしれない痛み苦しみを、わりと多くの人が知ってたような気がする。

そんで慣れてたような気がする。



だから今なら

心労<死ぬ苦痛

って大半の人がなるところを、昔だったら

心労>死ぬ苦痛

ってなることが容易だったかもしれない。

五感で感じる生が、昔はめちゃくちゃ嫌なことだらけで、もちろん生まれたときからそうならば古人はそれが苦しみだなんて思いもしなかっただろうが、

でもそんな日常にいたならば、何かあった時に死のうと思うことが容易だったかもしれない。

憂き世なんて言葉現代人が使ってみ?何ニヒリズム浸ってんだ超ダッセェこいつwwで終わりだに。




だから死を望む人に対してどうこう言っていいのは、せめて風呂にまともに入れる時代が来てからだ。時代のある地点ではさ、死にたいってめちゃめちゃ自然な感情だったと思うんだよね。

今この論の流れで

自殺する人



自殺する人を咎める人

のどちらを咎めるのもお門違いだけど、

今うちらが歩んでいる生がいかに五感にとって幸せで不自然なものかがよーくわかるもんだから過去を見ることも面白いよねって話だお。

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プロフィール
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七生踊
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1989/03/03
職業:
主婦
趣味:
作画、作曲、漢籍
自己紹介:
だいぶ前に母屋がなくなったので前みたいな電波なのでなく普通に書く。
・1989,3,3生まれ、A型
・デフォルトでミニマム状態
・お菓子を見るとときめく
・昆虫を見てもときめく

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