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しがない書生の日記でございます。
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日曜日にねd

ただあれは芸術としてはかなり終わってるなと感じた。

いや、演者の方々や能の形態自体を批判する意味じゃないんだ。文字通り、「終わってる」。衰退を決して避けられない運命にある。

能は仕草の表す意味が決まってるし、ストーリーにも決められた形式があるから知ってる人が見れば感慨深いものなんだろう。

でも世の中に能の識者と無識者、どっちが多いと思う?って問題。

仮になんにもわからない子供か外人だったとしてだ。


舞台にいるのはじじいばっか、聞き取りにくいブヨブヨした声、リズムも不規則で周波数も全く合わない掛け声や囃子、台詞を掻き消すほどのそれらの音量。

こんなものが本能レベルで心地いい筈はなかろうて。

もちろん理屈をつければ芸術としての素晴らしさはそこにだってある。規制されない、自然な音が聴ける。現代の演劇のように音楽やダンスがストーリーをもり立てる役になってしまうのではなくて、全ての要素が主役になれる。総合芸術としての役目をより色濃く残している。

だけど、そんな理屈が出る以前にまず感じるのは、不協和音にも近い気持ち悪い音。セリフさえ掻き消す無配慮な音量バランスは見入る気を失せさせる。
こういう反応を示すのが「大衆」の耳であり目。

「理解できないやつが多すぎる」と嘆くことが良いか無意味かはとりあえず置いといて、
能は見る側に下調べを求めちゃうんだから人気を博し得ずに衰退するのはまず当然の事実としてあるわな。

上で「置いといた」意味はね、実を言うと
うちは能にはもはや史料としての価値しかないと思ってる。そして、ああいうこと言って存続に努めようとする分子は史料の伝来に毀誉するから。

でも多数派の目線って微妙なものだよね(・ω・`)つまらん理屈づけをスルーできる変わりに技術の低さもスルーするから結局金かけて宣伝したものが勝っちゃったりね

難しいね(´_`)
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1989/03/03
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自己紹介:
だいぶ前に母屋がなくなったので前みたいな電波なのでなく普通に書く。
・1989,3,3生まれ、A型
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・お菓子を見るとときめく
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