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しがない書生の日記でございます。
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例えばこんな歌詞、聴いてて違和感かんじたんだけど

闇にへと葬れよ
(ソースがニコ厨でごめんwwwwwwww)

明らかに日本語間違ってるのは説明しなくてもわかると思う。他にいくらでもやりようがあっただろうに。

でも別に突っ込まなきゃいけない間違いじゃないよね。スルーしていい間違い、いや、誤解を与えることなく通じてんだから本当に間違いかどうかも怪しい「間違い」だよね。


ところが、外人がこんな文法で喋ったらどう感じるか。
類似した機能の助詞を二つくっつける文法で。

そりゃもう絶対に間違えたって思うでしょ。スルーするか直すかは人によるだろうけど、明らかに「間違い」って思うでしょ。
つまり外人が喋った途端、スルーされてた間違いはスルーできない間違いに変わってしまうんだ。



同じ母国語を話す個体群は、言語の上でも「われわれ意識」を持っている。もちろん「間違った日本語」という言葉を目にすることはあってもそれは重箱の隅をつつくようなもので、そう、文化的な世界のものではあっても言語的な世界のものではない。
基本的には日本語母語話者が日本語を通じないほど間違えることはありえない、そんな意識を前提として共有している。
そして、その「間違えることはあり得ない」という条件が前提になっていて初めて、詩文のような言葉遊びが成立する。敢えて言語を崩すことで芸術や笑いを生み出す方法が存在できる。

前提によって、それらの崩された言語が間違いではないことが保障されるからだ。

ところが、その言語共有圏の外にいる、つまり前提の外に居るものが言語を崩した途端、第一にそれは間違いとして認識される。
そうして通じるはずの言葉が通じなくなる現象は、実際には想像以上に頻発する。

非母国語話者を前提の外に置くことはもちろん必然だ。だけど、母国語話者であるはずの「われわれ」も結構、
ともすれば通じなさそうな言語を実は日常話している、だけど前提のおかげで難なく通じている、
そんな事実があることを覚えておいたほうがいい。
「間違えない」という前提の力を。
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プロフィール
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七生踊
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1989/03/03
職業:
主婦
趣味:
作画、作曲、漢籍
自己紹介:
だいぶ前に母屋がなくなったので前みたいな電波なのでなく普通に書く。
・1989,3,3生まれ、A型
・デフォルトでミニマム状態
・お菓子を見るとときめく
・昆虫を見てもときめく

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