2011,8,18 白雲観とか

朝は、昨日の汚すぎるシーツが気になって眠れなかった影響で眠いのを我慢しつつ仕方なく白雲観へ向かった。

ここも周辺の建物は修理中みたいなんだけど、中はきちんと整えられていたね。道士の住居も多くて、色んなところに作法やイベントや故事を紹介した立て札があったりして、さすがに観光客への配慮も一番。熱心な信者も多いのか、堂の中でノートにメモを取ってたら入ってきたおばちゃんにあんたもお祈りしなさいよみたいなこと言われたｗ

ここは今まで見てきた道観の中では初めて、病院？みたいな施設「道医館」を備えてて、ここぞとばかりに抱朴子仙薬篇に載ってる薬物リストを取り出して、実在するにも関わらず市場でも手に入らなかった謎な薬について質問してみる。そしたら現在では既に使われなくなっていることが判明…。医学界から姿を消したってことは薬理作用の臨床データなんかもないんだろうな。どうやらそれらの薬については文献調査に拠るしかないようだ。帰ったら本草綱目を熟読しよう…
道医館の中には針刺されまくって頭がライオンみたいになってるおじさんがいた。針って数本刺すだけだと思ってたのに、あんな大量に刺すもんなんや…本音言うと写真撮りたかったけどさすがに失礼なので一瞬見て通り過ぎる。

やたらだだっ広いので大変な思いをしつつ記録し、次なる目標呂祖宮へ。

そしたらその呂祖宮は対照的に、一個しか堂がないちっちゃな廟だったｗちょっと安心する。ついでに、堂の前の本棚に並べられてた布教用のパンフみたいのを数種類いただいていく。
え？これ無料なんだよね？もらってっていいんだよね(・ω・)？
という疑問を最後まで残しつつも人がいないのをいいことに無料ってことにしとく←

城隍廟は今入れない状態らしい。そんなわけで今日は帰る。

明日は故宮博物館へ。

2011,8,17 北京ﾃﾗｺﾜｽ

さて６時間ほど電車に乗って、このあたり独特の風景を眺めつつ

夕方６時過ぎに北京に着いたわけだが…

結果から言おう。宿を探すのに４時間かかった。

もう北京の宿って駅付近は常に飽和状態だし、おまけに外国人だと泊まれる宿が全然ないのね。あったとしても200元以上かかったりして、本っ当に高い。
他の都市だと駅前にたむろする客引きが叫ぶ値段が６０元～８０元くらいだったりするんだけど、ここでは第一声が１８０元や２００元だもんね。まあ上限はあるから、宿代はクオリティと併せて計算すると他の都市の１．５倍くらいと考えていいだろう。

でもまあ来たばっかの時はさ、どっかに100元台で泊まれる安い宿があるんじゃないかと信じて街中をさまようわけですよ。もう何件回ったかわからないけど、全部200元以上かかるか部屋がないかのどっちか。徒歩もタクシーも駆使しつつとにかく４時間探し回って出た結論が、駅前の客引きを利用しようというところだった。あまりにも値段が高いんだもの。

で180元の、北京ではほんとに格安の宿が見つかったのはいいが、連れていかれた場所がとんでもないところだった。
180元取っといて、
ベッドのシーツ全然変えてない(埃や毛みたいのがあっちこっちに着いてるし、黒ずんだシミがあっちこっちにある)＆天井に穴空いてる＆トイレ汚くて使えない＆テレビ壊れてる＆エアコンのリモコンが共用で実質使えない＆温水出ない　等等
もうほんっと信じられん。これが60元やそこらだったらはじめから覚悟するけど、180元払ってこのクオリティが来るとは思わなんだわ。その値段って他の都市なら上手くすれば星級ホテル泊まれるぜ。で、こんなふうだから当然駅から遠いんだよね、客が部屋見てから逃げないように。車に乗せられた時は他の客も一緒だったからとりあえず安心して乗ったんだけど、これから車を使うような宿には泊まるまいと学んだ。

さてこんな宿に長居するわけにはいかない。180元出してこのクオリティはばかばかしすぎる。やっぱり多少高いお金を払ってでも、ちゃんとしたところに泊まろう。だが宿を探そうにもネット環境がない…幸い、電車の中で買った地図には宿を探してくれるサービスの番号が載っている。こうなったら電話で確認するしかない((;゜Д゜;))ｶﾀｶﾀ
そう、電話はちょっとしたトラウマなのです。何故かわからないけど、電話の向こうの相手が話す言葉は一言も聞き取れないのです。例えば目の前で誰かと電話してる中国人が言ってることなら殆ど聞き取れる。でもこれが電話の向こうとなると、本当にどうしてかわからないけど全っ然聞き取れない。

ｶﾀｶﾀ((;゜Д゜;))当方外国人なので、ゆっくり、簡単な言葉で話してくだしあ…おｋ？

こんなかんじでおびえながら電話をかけた。
幸い相手も状況慣れしているのか、割と配慮のある対応をしてくれて(というのも、ゆっくり話してと言ったところで全くゆっくりにならない中国人が圧倒的に多いから。「ゆっくり話して」という言葉が通じる中国人は珍しい)、明日部屋があって一番安い外国人おｋの宿を探し出すことができた。一番安いっていっても250元…北京は怖いところだ…

本当は北京あたりで一休みするつもりだったけど、こんな値段では休んでなどいられない。明日は白雲観とか行く予定。

2011,8,16 恒山

朝からタクシー→バス→タクシーと乗り継ぎ、恒山へ到着。各省の行政中心以外の市は、ネットではバス路線が検索できないんでタクシーを使うしかない…
あと五岳みたいな観光地で且つ公共の移動手段のない場所は、運転手たちの間にぼったくりカルテルみたいなのが成立してるのが普通で、誰を捕まえてどんなふうに交渉しても、よっぽど親しい人か現地人じゃないと値段は下がらないと思われｗｗ今回の交通費もバス混みで往復200元くらいかかっちゃったんじゃないかなあ…

恒山は華山や嵩山みたいにだだっ広くなくて、歩ける部分は少ない。山の中腹まで車道が通じてるからね。
今回はやっぱり景色が目的ではないんで、上までロープウェイで行って廟だけ見てさっさと降りてきました。
とはいえここの景色は今までのところと比べて独特だった。

こんな　高原！ってかんじの。

廟は、やはり五岳の一つといえども一度ぶっ壊された形跡がすっごいあって、配置も一箇所に固まってたし２０１０年再建の碑文が建ってたりしたんで全部観光を意識して新しく建て直されたものなんだろう。
ただ神様の像の表情は古風ですごい独特だった。お気に入りは　この怒ってるのか笑ってるのかはっきりしない、ものすげえ表情のじいさまｗｗｗ

花束まで持たされてるしもうどこから突っ込んでいいやらわからないカオス具合ｗ

あとこんなポップな鬼さんもいたりして


何故かここの道士はフレンドリーで、他の場所なら客の前に容易に姿を現さないようなのが多いのに、ここのは普通にすげー話しかけてくる。時々お客さんに神様の解説をしたりしてガイドの代わりを務めてる人も。

お約束の虫は…今回は地味だったなぁ


でもリスいっぱい見つけた(*´∀｀*)
撮るのむずい…近くで撮れない


拡大するとこんなん？











それとトレントに出会ったけど










顔がものすげえ呪われてた。どうしたｗﾅﾆが起こったｗ





夜はもちろんあの店でごはん食べた。
もう安い・美味い・早いに加えて多い・清潔・サービスいいときて、まじ100点だわ。神がかってる。きのこ天ぷらみたいな料理を頼んだら、一掴みくらいの量を予想してたのに山のようにでてきたｗｗ
ただ場所が大同なんていう、ふつう外国人観光客にとってはほとんど用なしの超マイナー都市なんで知人を連れてきたりできないあたりが残念ｗ

明日は、遂に首都・北京へ向けて出発します！

2011,8,15 「純」陽宮…だと…？

１１時頃またーり起床。やっぱり疲れてるのか、あんまり起きる気がしない。

まず駅の切符売り場へ行き、明後日の北京行きの切符を買う。北京を通る列車はもちろん人がものすげえ多いんで、早めに買わないとまた座席がなくなるｗｗ
ここんとこ、登山→列車→登山→列車…っていうのが続いててとにかく疲れてるんで、北京に着いたら安い宿を探して一休みするつもり。

そして朝陽宮を探してうろうろしたのだが、結果的に今日見てきたのは「純陽宮」だったｗｗｗ

どうしてそんなことになったかというと

どうやらほんの去年くらいから、ここ大同市は観光業を発足させようとしているようで、古い建物はあっちこっち補修中なわけだ。でその観光業ってのも、大同市が元々古い町並みを残してるんで補修して客をとれるようにしようってプロジェクトで、補修中のところもあれば補修し終わって前まで見れない状態だったのが見れるようになった場所もある。
今日行った純陽宮は後者で、行く予定だった雲龍禅寺や朝陽宮は前者だった。

まあタクシーの運転手に「朝陽宮」って伝えて連れてこられた場所で偶然発見したんですけどね。最初の一文字が違うだけだし、発音も｢chao2｣「chun2」でまあまあ似てるんで最初見たときすげえ焦ったｗｗ
ちょｗｗｗ朝じゃないｗｗｗ純ってなにｗｗｗｗｗ
間違えたのかと思って門のところに居るお兄ちゃんに聞いてみたら、朝陽宮も朝陽宮であるけど今は入れないと判明。
折角なので入って見て行くことに。

なんと建てられたのはほんの２ヶ月前で、今回本当に運がよかった。
やっぱり新しいのは像も絵も現代の美意識が入るんで、古風ながらもすごいかっこよかった。これが古いやつは悲しい哉ただのデブにしか見えない場合が多いんだよね…

観内を回ってると、道士たちがお勉強した跡をﾊｹｰﾝ(・∀・)！

この講義堂？にある時計がめちゃくちゃかっこよかったｗｗｗ

これだけでも充分なんだが、よーーーく見ると真ん中の太極印が秒針の変わりになってくるくる回ってるｗｗすげー！



ここが新しいからか、接客にあたってる(っていっても神殿の中に座ってるだけだが)道士はいなくて、みんな修行中みたいだった。道服も着てなくて私服の人が多い。
この人とか

左手にケータイもっとる(´∀｀)なごむ
道服着た人はみんな外と中を行き来してたなあ…出張なのか来客なのか…

ここの外はまさしく　新しく作り直された古い町並みで、

こんなかんじなんだけど　入ってるお店は流行最先端の服屋さんだったりする。かかってる音楽も中国の伝統音楽と現代のポップスを折衷したようなｶｯｺｲｲ曲。
それがほんのちょっとでも道を外れるとこうだ(゜Д゜)ノ

ほんとに作ってる最中の街なんだね

城隍廟は色んな人に聞いて回ったら、ある派とない派と知らない派がいてどれが本当かわからなかったんだが、試しにタクシー拾ってみたら「ある派」の人は孔子廟と城隍廟を取り違えてることが判明した。折角来たので入ろうとするが、入場券が馬鹿高かったのでやめる。さすが観光地化を目論むだけのことはあるな…

明日は恒山行きますｄ

2011,8,14 大同市内でﾏﾀｰﾘ

今日は宿の値段も高いことだしと思って、昼から早速道観巡りに出かけようと思っていたんだが、まずこの街にある道観の詳細な位置を調べなきゃいけないんでネカフェを探してうろついて、ネカフェで日記書いて調べものするうちに一日終わったｗｗｗ疲れてたしまあいっかｗ

帰りに入ったご飯屋さんはクオリティすげえ高かった！安くて超うまくて、店内も清潔でサービスもいい。最近ろくなメシにありついていなかったんで、メニュー見た瞬間感動して思わず食べたいものを遠慮なく頼んでしまいましたがね。
成都のメシも美味かったけど、ここのはもっと日本料理に近い味付けで、成都の料理ほど主張が強くなくて食べやすい。
とにかくこの店中国にしてはありえない突っ込みどころのなさ。久々に魚介類をまともに食べれたし満足っす。やっぱり肉より魚ですよね…
明日もごはんはあそこで食べたいなー(*´ω｀)

今日はそんなかんじで過ぎました。
明日は朝陽宮とか雲龍禅寺とか行く。