さて、今回の旅行、計画の時点では「文化遊」のはずだったんだ。
旅行者向けに各地の観光スポットを集めたサイトがあるんだけど、そこで「文化遊」のカテゴリから全て行き先を選んだ…はずだったんだ。
気がついたら文化遊がいつのまにか秘境ツアーになってた。
貴陽で一番有名な観光地「黄果樹」です。
たまたま列車の中で知り合ったおじちゃんが、仕事で成都と貴陽を行き来してる人で、「貴陽行くなら黄果樹は絶対見ろYO!」みたいなこと教えてくれたんだけど、その当初は結構遠いんでまあまあ覚えとこっかくらいな感じでいたんだ。ところがさ、貴陽ってところはほんとに見所のない街で、しかも来訪者に優しくない街で。
まず専用の客車を使わなければ行けない場所があったんだが、その客車駅が無人だった。
そしてやはり公共交通機関では行けない少数民族の村があったんだが、そこへ行こうとしたら同名の全く違った場所があって、そこへ連れていかれた挙句にものすごいぼったくられた。後からきいた話では、客が外国人だとわかったんで故意に同名の違う場所へ連れて行って運賃を稼いだんだそうな。こうして次からは旅行の際に地図とコンパスを持ち歩くことに決めるw
あと地球の歩き方にも載ってるはずの「甲秀楼」はほんとただの建物で、地元の人のお散歩コースって感じ。綺麗は綺麗なんだけどわざわざ遠くから見に行くようなところでもないっていうか…。一時間あれば余裕で見終わるっていうか。周辺に住んでて、暇なときにぶらぶらするにはすごくいい場所だと思うんだけどもね。
まあこんなガッカリ続きな感じで、こりゃあ日にちが余るなって感じになってきたんだ。そしておじちゃんが教えてくれた黄果樹のことを思い出し、行ってみることになった。
そしたらもうすんごいいいとこ。ここの見所は滝ってことになってるんだけど、個人的には滝よりも密林な感じのとことか洞窟な感じのとこのほうが好みだった。
密林な感じのとこでは、いかにも秘境っぽい形の岩がそこかしこにあって、左右水に囲まれた中、飛び石を伝って進んでいくかんじ。その飛び石はある程度人工的なもので、365個目まで一つ一つに日付と、その日が誕生日の世界的な偉人の名前が刻んである。でも漢字表記になっててほとんど誰かわかんないw
それから
と思いきや
帰ったら写真の半分くらい藻の写真だったりwなんで俺そんなに藻が大好きなんだよwww
洞窟っぽいところは、もう言葉や写真では表せない。日本だったら人工的に作らないとないレベルのでっかい空洞の中に無数の鍾乳石が連なっている。まじゲームの中の世界に入り込んだみたいな場所で、また照明もちょうど綺麗に見えるようにすごいいい感じにしてある。
うちらの後ろからツアー客がやってきたんだけど、彼らは感動しているうちらを尻目にわき目も振らず進んでいったなあ…。きっと行程があってゆっくり見れないんだろうね。それを見てツアーには参加するまいと思った。
あと滝は滝でよかったよ。滝の裏側に入れる洞窟があって、こんな滅多に撮れないような写真も撮れた。
それから黄果樹じゃないけど
近くによるとこんな感じで
相当高い位置。見晴らし最高
ところが、この岩の
あとこのへんで綿菓子売ってるおじちゃんがいて、好奇心で買ってみたら
こんな大きさのをくれたwwwwどんだけーwww
これがこっちのデフォルトサイズww
食べにくいwwww
実は合群路に行く前に行ったところがあって、「仙人洞」という貴陽唯一の道教関連スポットだ。みんなで行く場所を決めるとき、うちの希望で入れてもらったw
どのバス停が一番近いかは予めネットで調べてあったんだけど、いざ降りてみるとどうすればいいかわからない状態。一番中国語の達者な先輩が道端の人に尋ねるも、案の定方言がきつすぎてほとんどわからない。ただうちが聞き取れたのは、「(指さしながら)こっちに行くと「shaibeibalu(超うろ覚え)」っていう標識があるから」って部分だけで、そっからは謎。
とりあえずその標識だけは見つけて、指し示された方向へずっと進んでいく。なんか仙人洞ってすっごい山の上にあるみたいで、そこへ向かう道はずーっとのぼり坂なのね。上りの狭い路地で、両側には生活風情の窺える商店や家屋が並ぶ。ガチでこんな感じの
うちが一番大好きなゲームソフトで「クーロンズゲート」ってあるんだけど(20代以上でゲーマーなら知ってるハズ!)、まじであのゲームに出てきそうな町並み。子ども背負ってる女の人もみんなうちらと同じくらいの年齢で、中国の田舎の生活を垣間見ることができる。
でずーーっと上っていくと、だんだん易占いや風水のお店が増えてくる。こないだ青羊宮行ったときは周囲にあるのは手相見・人相見の店だったんだけどこっちでは専ら易と風水だ。
両側に並ぶ店がそんな店ばっかりになった頃、「仙人洞」の文字と同時に、こんな本当に仙人が出てきそうな岩山が目に入る。
わざわざチョークで書かんでもwwwwどんだけ仙人洞主張したいんだよwwwwww
道観内部が撮影禁止になってるのは知ってたんだけど、人がいなさそうなんでこっそり写真撮ってたらおばあさん道士に見つかって怒られた。いや、怒られてるのは雰囲気でわかるんだけど実際あの道端の人よりも方言きつすぎて、何言ってるのか1ミリもわからんかった。先輩でも1ミリもわからんかったからガチだ。こんな状態で聞き込み調査なんかできるわけない。で、一応資料として使えるかどうかだけ確認したかったんでノートに取った記録を見せて「keyi jilu ma?(記録してもいいですか)」ってきいてみたんだけど、それも通じなかった。や、通じないほど難しい発音じゃない。うちの発音が悪いんではなくて普通話が全く通じないんだ。なんてことだ。大抵普通話が話せない人でもこっちが喋れば通じるのに、こんな人見たことない。多分山に篭って閉鎖された環境で暮らしてるから普段耳にしないんだろう。
あの写真の切り立った岩肌には、近くで見ると実は階段が刻んであったり神仙の絵が埋め込まれていたりして、その階段は高いところにある洞窟へと続いていたんだけど、階段の入り口にはカギがかかっていて入ることができなかった。一番気になるポイントだったのに残念。
接続遅すぎ!!
しかもやっと繋がったと思ったら数分間で接続勝手に切れすぎぃぃぃぁぁぁざけんなぁぁぁぁ
ログインしてんのにログイン画面ばっかりでてくんな!
で画面出てきたから勝手に落ちてんのかと思ってまたログインしようとしたら「ログイン失敗 既にログイン中です」みたいなメッセージ出てくんな!!щ(´Д`;)
もうわけわからん!もうすぐバッテリなくなるんですけど!?殆どの時間を接続と切断に消費しましたけど!
そういうわけで今日は画像を伴う更新はやめよう。貴陽編は写真結構いっぱいなんでまた今度書く。あと商品に印刷された変な日本語シリーズやりたかったけどそれもまた今度書く。
さて一日目、わりと簡単に宿が見つかって(3人一間で一泊88元)、貴陽で一番の繁華街だという「合群路」へ行ってみた。なんでも「小吃街(グルメ街)」として有名で、おいしいものはなんでも揃うんだとか。というネット情報。
ところがいざ着いてみると、ほんっとになんにもない。超殺伐として誰も客がいないような面屋さんがぽつんぽつんとあるだけで、あとは申し訳程度の、どこにでーもあるようなブティックが道にちょこちょこ並んでいるだけ。誰だあんな情報流したやつ。
仕方がないので「燃面」食った。字面に惹かれてwwwほんとは「ranmian」と読むべきなんだが、もう「もえめん」としか読めない。
こんなんでつ
上にのってる赤いぷつぷつは唐辛子とかじゃなくてなんかの肉の燻製を揚げたもので、歯ざわりが最高。
超おいしいよ!今まで食べた面の中で一番おいしかった。
また絶対食べたい味だけどもう二度と来ないと思う。
さて観光地内での細かい出来事はあとあと別々に書くとして、ここには中国旅行の心得でも書いておこうか。
まず宿選びのポイントだ。
最重要なのはトイレとシャワーの便。温水がちゃんと出るかどうか。トイレの水はちゃんと流れるかどうか。
あと、部屋に窓があるか、地下かどうかも滞在を考えるならわりと重要なポイント。
機密性のたかい小さい部屋に衣類を干すと部屋内の湿度がえっらいことになるからね。うちらは今回その罠にはまった。乾くどころか、服は乾かないわ布団や荷物は全部湿気るわでテンションだだ落ちだった。もし窓なしや地下の場合、部屋の外に服を干せるスペースがあるかどうか確認したほうがいい。ネットカフェも前に書いたとおり、確実に外人は入り辛くなってきてるからできるだけネット環境のある宿を選んだほうがいいね。近くに外人おkのネカフェがあれば問題ないんだけど。
そして移動。
新しい都市に着いたら、まず宿の最寄のバス路線を全部メモること。こうすれば、全然知らない市内もバスを使ってある程度自由に行き来できるようになる。中国のバスストップには路線図がないので、帰るときにはどの路線が宿付近まで行くのか把握しとく必要があるわけだ。
あと電車のチケットだが、大荷物のときはできるだけ上臥や中臥は選ばないほうがいい。男なら問題ないけど、うちみたいに身長の小さい女だとでっかい荷物を上の棚まで揚げ下ろしするのが一苦労だから。あともし男だったら男だったで、単純にせっまい。起き伏し大変!
そんなところでしょうか。次から詳細
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・1989,3,3生まれ、A型
・デフォルトでミニマム状態
・お菓子を見るとときめく
・昆虫を見てもときめく